「どうしてあの人は、おはようと言われても、面白く返せるんだろう?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか。
朝の「おはよう」のなんて、いちばん無難で、いちばん普通のあいさつです。
だからこそ差が出ないと思いきや、なぜかそこでも印象に残る人はいる。
正直に言うと、
僕は完全に“量産型おはようマン”そのものでした。誇張ではなく本当に。
「おはようございます」「おはよう!」
それ以上でもそれ以下でもない。
決して間違いではないけれど、相手も自分もほとんど記憶にも残らない。
でも、返しが面白い人の朝のあいさつを観察しているうちに気づいたんです。
面白い返しをする人は、朝から特別なギャグを言って回っているわけではない。
ただ“朝という空気感”と“朝だからこそ”というのをちゃんと感じ取っている。
この記事では、「おはよう」と言われた時の面白い返し方を5つの視点で整理します。
無理にウケを狙わず、それでも印象に残る返し方です。
おはようと言われた時の面白い返し①:“朝特有のコンディション”に触れる
僕は朝が苦手で学生時代はもちろん、社会人として過ごす今でも、得意な方ではありません。
周りを見渡して思うのが、朝は人によって本当に温度感が違います。
元気いっぱいの人もいれば、まだ昨日から魂が戻ってきていない人もいる。
同じ「おはよう」でも、その裏にある体温はまったく違う。
ここを無視して元気に返すと、空回りすることが多々あります。
相手が低空飛行なのに、こちらがフルパワーで返せば噛み合わないし嫌な顔をされる。
逆に、相手が晴れやかな顔をしているのに、こちらが無反応でも温度差が生まれる。
例えば、少し眠そうな相手から「おはよう」と言われたとき。
「おはようございます!」ではなく、
一呼吸を置いてから、
「まだ脳が再起動中なんですよね」と返す。
あるいは、
「今日は身体がログイン失敗してます」
この“朝特有のコンディション”に触れるだけで、相手との共感が生まれます。
相手にとっても「ああ、この人も同じなんだ」という安心感が生まれる。
朝のあいさつは情報交換というより、状態確認の方がしっくりきます。
いわば、その日のスタート地点の共有です。そこに寄り添うと、自然に笑いが生まれます。
朝の面白い返しは、派手さではなく観察力。温度感を感じ取って返す方が良いです。
おはようと言われた時の面白い返し②:朝の当たり前を少しだけズラす
朝の「おはよう」の挨拶は最もテンプレート的な定番の言葉のひとつです。
だからこそ、ほんの少しだけ視点と伝え方をズラすと印象が残ります。
例えば、
「おはようございます。なんとか今日も生きてます。」(←本当は凄い眠いけど)
「おはよう。今日は一段と太陽の光が染みますね。」(←本当は夜更かししたから)
など、何かを否定せず、過度に盛らず、ほんの少しだけ俯瞰して表現してみる。
客観的に自分の見え方や感じ方を一歩引いて眺める。大げさなボケに走らない。
ポイントは、やりすぎないこと。朝から全力のギャグは重い。というか反応できない。
相手の心と身体のエンジンが温まっていない状態で、アクセルを踏み込みすぎると置き去りになる。
“あ、ちょっと面白いな”くらいがちょうどいい。クスッとする程度で十分です。
相手の共感を崩さずに、1ミリだけ角度を変える。それが自然な面白さにつながります。
おはようと言われた時の面白い返し③:自分の朝の弱点をネタに変える
朝は人によって弱点が出やすい時間帯です。寝不足、低血圧、やる気が出ないなど。
完璧なコンディションの人の方が少ない、また弱点を隠そうとすると逆に固くなります。
無意識に「ちゃんとしなきゃ」と力が入り、ただの事務的な返しになる。
例えば、「おはよう」と言われて、
「…今日の私は省エネモードなんで」
「…まだ人間に戻りきってないです」
こんな一言で空気が柔らかくなる。
自分の状態やコンディションを軽くいじれる人は、場を重くしません。
むしろ、相手に“安心していい空気感”を提供してくれています。
朝は完璧さよりも、親近感の方が大事。
少し自分を下げるくらいでちょうど良い。
「今、脳が30%くらいしか動いてません」
「しばらく、コーヒー待ちの状態です」
こうした表現は、自己否定ではなく“自己開示”なので相手も共感しやすいです。
自分の弱さを笑いに変えられる人は、根本には心に余裕があるんですよね。
その余裕が、朝の緊張をほぐします。
面白い返しは、自分の強さアピールではなく、弱さに対するいじりの方に表れます。
個人的に僕は自分の弱点を少しいじって笑わせてくれる人が好きです。
温かい気持ちにさせてくれます。
おはようと言われた時の面白い返し④:自分なりの“朝に対する価値観”を持っている
返しが面白い人は、朝の「おはよう」にも自分の“価値観”を入れて返します。
例えば、
「おはよう。今日も人生を刻みにきました」
「おはようございます。今朝はモーニングしながら、精神統一してきました」
など、その人の捉え方(価値観)で変化する。
これは単なる言葉遊びというより、
その人の捉え方では朝をどう捉えているか?が、そのままにじみ出ている感覚です。
朝を“修行”だと思っている人なら、「本日も“精神と時の部屋”入りますか」
朝を“ゲーム”だと思っている人なら、「今日のデイリーミッション完了させます」
朝を“リセット”と捉えている人なら、「今日も初期設定を完了させてきました」
といったように、重要なのは生まれ持ったセンスの有無という訳ではありません。
“自分は朝をどう解釈するか?”=“どう置き換えているのか?”だと思います。
自分の価値観があって、面白おかしくズラして置き換える人は、自然に個性が出てきます。
無理に面白くしようとしなくても、その人らしさ(キャラ)が出るようになっている。
だから印象にも残ります。
朝の挨拶は、その人の価値観がそっと顔を出す瞬間かもしれません。
おはようと言われた時の面白い返し⑤:沈黙しても心を整えてから返す
朝はまだ心と身体のエンジンが温まっていないことが多いです。
だからこそ“間”が活躍してくれます。
相手から「おはよう」と言われて、すぐ返さずに、少しだけ間を取る。
そして、
「…今、現実を受け入れました。おはようございます」
このワンテンポ遅れた返しの感じが、笑いを生みます。
相手も「あ、改めておはよう(笑)」と共感しやすくなります。
焦らない人ほど、余裕がある。余裕がある人ほど、面白い。
沈黙を“失敗”と捉えないこと。
朝の沈黙は、気まずさではなく静けさです。
「……はい、再起動完了できそうです」
「…今、ようやく魂が席に着きました」
この間があるからこそ、言葉が生きる。
無言を沈黙を埋めようとして早口になると、余裕が消えてしまって、面白さから遠くなる印象です。
逆に、心を整えてから返す人は、場の空気を変えることができる人だと思います。
特に朝は反応する速さよりも、落ち着いて返せるかどうか。
沈黙を使って面白い返しができる人は、自然に印象を残します。
まとめ|おはようと言われた時の面白い返しは“朝の雰囲気を感じ取って返してみる”
おはようと言われた時の面白い返しは、
高度なギャグセンスでも、高い語彙力でもありません。
- 朝特有のコンディションに触れる
- 朝の当たり前を少しだけズラす
- 自分の朝の弱点をネタに変える
- 自分なりの朝に対する価値観を持つ
- 沈黙しても心を整えてから返す
朝の雰囲気を感じ取って「これくらいなら良いかな?」と思って返してみる。
正直、夜の飲み会などと違って、朝から爆笑は必ずしもいらないと感じています。
朝はまだ心も身体も半分寝ているような時間帯です。無理に起こす訳にもいかない。
だからこそ相手に対しても“じわっと笑えるかも”くらいがちょうど良いと思います。
僕も「普通でいいかな」と思っていました。
でも、朝の返しで空気が和む瞬間を、何度か経験してからは、返せる時は返してみようと思いました。
おはようは、一日の中で最初に発する挨拶の言葉です。職場などでは特にそうです。
この時にどう投げ返すかで、その日の雰囲気や調子が決まることもある。
無理に面白くならなくていい。ただ、ほんの少しだけ余白を持つ意識をしてみる。
それだけでも“普通の朝”が、少しだけ前向きな朝に変わっていきます。


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