「どうしてあの人は、暇って言われても返しが面白いんだろう?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
僕は「暇」と言われると頭の中で「何て返せば良いんだろう?」とよぎっていました。
出てくる言葉は「そうなんだ」「何する?」と、無難な返しで終わらせてしまう。
正解ではあるけれど、何も残らない。
相手からも「う~ん、特にすることない」「つまんない」と言われてしまい、
内心「じゃあ、どうしろと?」と思うものの、そのまま会話が終わっていく感覚。
当然ここでムッとしても始まらない。
でも、返し面白い人を観察していると色んな返し方が見えてきます。
それは“暇”という言葉は、実はちょっとしたチャンスだということ。
相手は今、自分に対して「時間が空いている」とわざわざ教えてくれている。
言い換えれば、身体も心も「今なら、空きがありますよ」という状態なんです。
つまり、返しによっては楽しい時間や新しい展開を期待できると考えることもできます。
この記事では、「暇」と言われたときの面白い返し方を5つに分けて紹介します。
どれも特別なセンスは必要ありません。ほんの少し、見方を変えるだけです。
暇と言われた時の面白い返し方①:少しだけ自分の世界観を足してみる
真面目な僕は、「暇なんだ」と言われると“何か提案しなきゃ”と焦っていました。
でもそれだと、ただのスケジュール係や執事みたいになってしまう。
例えば、こんな返しがあります。
「え、暇?さっき君の後ろで、時間が腕組んで待ってたけど」
一瞬、相手は「え?」と考える。
まるで「時」が人間のような素振りをしている返しが、じわじわと面白さを生みます。
ポイントは相手の“暇”という事実を否定せずに面白く返すこと。
暇という状態を真正面から受け止めて、少しだけ自分の世界観を足してみる。
「今、君の部屋でソファが『やっと出番か』ってストレッチしてるよ(笑)」
こんな返しも、言葉としては大げさですが、
実際に伝わるのは「その時間(暇)も悪くないね」というニュアンスです。
暇という事実に、ちょっとした自分の世界観を通した返しを想像してみる。
それだけで、空気が柔らかくなります。
暇と言われた時の面白い返し方②:相手に寄り添いながら面白さを加える
「暇なんだよね」という言葉の裏には、
“ちょっと退屈してる”とか“刺激がほしい”という気持ちが混ざっています。
だから、まずはズラしながら共感する。
「わかる。たまに“暇”がじっとこっち見てくる時あるよね。しかも何時間も。」
ここで終わるとただの不思議発言ですが、
少しだけズラしを追加します。
「俺、この前“暇”に予定入れられたよ。夕方から2時間も。まじで勘弁してほしい。」
といったように“暇”を主語にしてしまう。
すると相手は「私もそれよくある(笑)」と笑って反応しやすくなります。
このズラし方は、相手に寄り添いながら面白さを加えるのが特徴です。
説教みたいに「暇なんて甘えだよ」と切るのではなく、同じ位置に立って角度(言い回し)だけ変える。
だから、笑いが生まれても、トゲが残らないし、場の空気が温まるきっかけになります。
暇と言われた時の面白い返し方③:“自分”と“暇”という概念を少しいじる
相手から「暇なんだよね」と言われて、
無鉄砲に相手をいじる方向に行くと、距離感が難しい時があります。
その代わりに、自分を少しだけ巻き込む。
「え、暇?俺この前、暇に見捨てられたよ。“もう十分でしょ”って。」
みたいに、自分をネタにしてしまうことで一瞬で空気が軽くなる。
それを聞いた相手も「なるほど、忙しくなったんだね(笑)」と反応しやすい。
あるいは、
「俺最近、暇と仲悪いんだよね。アイツ、いつも急に来るから困るんだよ。」
と返すと、相手も「わかる、大体いつも急だもんね(笑)」と共感してくれやすい。
こういう返しは、相手を責めない。
むしろ“自分”と“暇”という概念を、面白くいじって少しの笑いに変えているだけ。
結果として、場がやわらかくなる。
自分を少しだけいじれる人は、何もない所から笑いを生む力を持っている人だと思います。
暇と言われた時の面白い返し方④:自分のフィルター(転換装置)を通してみる
面白い返しをする人は、必ずしもギャグを言っているわけではありません。
ただ、自分の見え方でズラして返している。
例えば、「暇なんだよね」に対して、
「今、スマホが『出番ですか?』って正座して待ってるよ。」
これは論理ではなく、想像力に近い感じ。
「暇=主役」と決めつけず、
むしろ“暇の周りにいる登場人物たちを見渡してみた”みたいな感じ。
「〇〇(相手)が暇な時ってさ、家が喜んでるらしいよ。あとベッドたちも。」
そんな風に返せる人は、返しに自分のフィルター(転換装置)を通しています。
正解かどうかではなく“この人に話すと面白いな”と相手に思ってもらうこと。
僕もそこに惹かれるんですよね。
暇と言われた時の面白い返し方⑤:沈黙(間)を味方にしてから丁寧に返す
僕みたいに「暇なんだよね」と言われて、すぐに返そうとしなくてもいい。
一呼吸置いて、少し考える。
その間があるだけで、言葉に重みが出ます。
そして、ぽつりとつぶやく。
「……じゃあ今、天井と〇〇(相手)は、じっと見つめ合ってるね。(笑)」
この“間”が効きます。
沈黙を怖がらない。むしろ、そこに次の一手の面白い返しを想像する。
焦って言葉を並べるよりも、ひとつの言葉を丁寧に返す方が、ずっと印象に残ります。
“間”という空白は、埋めるものではなく、遊び心を生む“余白”かもしれません。
まとめ|暇と言われた時の面白い返し方は、会話の余白をどう扱うか
「暇」と言われた瞬間、僕も含めて多くの人は“何かしなきゃ”と考えます。
でも実際は、その時間を“どう解釈するか(扱うか)”の方が問題なんですよね。
- 暇を否定せず、自分の世界観を足す
- 相手に寄り添いながら面白く返す
- 自分と暇という概念を少しいじる
- 自分のフィルター(転換装置)を通す
- 沈黙(間)を味方にしてから丁寧に返す
これらはすべて、特別なテクニックではありません。返し方が変化しただけです。
相手の“暇”を尊重しつつ、会話に小さな笑いを加える姿勢です。
「いま暇」と共有してくれている相手は、ある意味、あなたに返しを求めています。
その返しを、無難に終わらせるのか、少し遊び心を乗せて面白く返すのか。
ほんの一工夫で、単なる暇つぶしから、新しい展開を生み出すキッカケになるかもしれません。
無理に面白くなろうとしなくていい。ただ、余白(無)を楽しみながら想像をしてみる。
その余裕がある人の返しは、自然と、少しだけ面白く聞こえるように感じます。


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